About

主にデジタル教材のデザインと開発をおこなっています。
シンプルで分かりやすく、また、楽しく学び続けられるコンテンツ作りを目指しています。
特に特別支援のための教材作りにはデジタルならではのアプローチのご提案をしています。
指導者向けにはデータベースを用いた学習管理ツールのご提案・開発も承ります。

これまで

1994年からCD-ROMコンテンツの開発、1996年ごろからデジタル教材の開発に携わっています。 MacromindDirector4からAdobe Director8、Adobe FlashCS6に至るまで、当時は自らグラフィックを作成し、LingoとActionScript、JavaScript、phpも書きました。 (アニメーション制作には未だにAdobe Animateも使います。)

インフラになったグラフィックデザイン

グラフィックデザイン─かつては平面デザインと言われ、主に広告や雑誌、書籍など印刷物のデザインを指していました。 ところが、20世紀末、GUIの出現により、そのシーンが大きく変化します。

今日、テレビ、PC、スマートフォンなど画面を見ないで過ごす日はないでしょう。 スマフォのアラームで起床し、SNSをチェックしたら、通勤、通学中は動画やアプリ、駅ではデジタルサイネージ、車を使う人はカーナビや計器類の画面。
ほとんどは色や形、アイコンやイラストなどを使用したグラフィックデザインとして表現されています。
また、そのグラフィックには単なる表示だけではなく、クリックやタップするためのボタンやドラッグ、スワイプなどの操作用の表示も多数あり、それらは総じてGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)とよばれています。
つまり、GUIにとってグラフィックデザインは不可欠な要素で、それは物理的な形状をもったボタンやレバーのようなインダストリアルデザインの一部であるとも言えるのです。

ユーザフレンドリーなデザイン

「公衆電話を使えない子どもたち」の話は耳にしてから久しくなりました。これは受話器を上げてからコインを入れるという操作手順が自動販売機と逆であることに原因の一つがあるのでしょう。また、電話番号はダイヤルを操作して設定し、操作後は「実行」操作なく、すぐに呼び出し動作が始まるというのも、説明がないと理解が難しいかもしれません。

これらは思うに、操作手順が「暗黙の了解=過去の使用体験」の中にあることが原因なのかもしれません。 例えば、ある箱の蓋が固くしまって開かないとき、捻るのだと思って力を入れていたところ、蓋の脇に小さな出っぱりを見つけそこを押すとあっさり開いてしまった…とか、Apple Storeで階上にあがるためにエレベータに乗ろうと、上へ行くボタンを探すも見当たらず困ってしまった…など。自らの体験を含め、こういった事例に出会うことはよくあります。

しかし、教材では操作に困るのはあってはならないこと。 カッコよさを優先するあまり、操作に立ちすくんでしまうようでは本末転倒と言えるでしょう。 教育コンテンツには「暗黙の了解=過去の使用体験」がなくとも、直感的(…って何って議論もありますが…)に操作できるようなインターフェイスをデザインしたいと考えています。
特に、文字を読むことや、数を認識することに困難がある子どもたち、緑と赤が同じに見えるといった特殊な色覚を持つ子ども達にとって、カッコ良さを追求した、いわば「生活強者」の視点に立ったデザインは有害であるとさえ思います。
そんなところにも気を配ったデザインができればと考えています。

主な業務

グラフィックデザインのディレクションおよび制作業務を主としていますが、ロゴタイプ、イラストレーション、Webデザイン/コーディング、Webコンテンツ、アニメーション制作など、コンテンツ制作全般に関わる業務も承ります。
ギャラリーページにこれまで携わってきた作品の一部を掲示しております。ご高覧いただけますと幸いです。

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